私が若手俳優からジャニーズに転げ落ちた話

落ち着いた頃合いなのでこの事について記しておこうと思う。

まず先に若手俳優から転げ落ちる前の話を少し。
私は根っからの声優アニメ好きだった。当時の私に今の私を見せたら驚愕されることは間違いないだろう。
何事もなく淡々と毎日を過ごしていた。
衝撃は突然訪れる。ニコニコ生放送にて全国立海公演の放送があると聞き軽い気持ちで眺めていた。それが発端だった。
知らないわけでは無かった。初代跡部には心打たれており一騎討ちに関しては今までない衝撃を受けたのを覚えている。
立海に関しては全く知らなかったが試合が進行していくうちに見入っている自分がいた。最後の越前幸村戦は言うまでもなく手に汗を握り試合後には涙を流していた。
気づけば数百冊あった漫画本、ライトノベル本は本棚から消えていた。
それが私が二次元から三次元に落ちた話である。

ここから本題若手俳優からジャニーズに転げ落ちた話だ。
ジャニーズは元から好きだった。心の中ではなんだあいつらという反抗はあったが今考え直すといつの時もジャニーズが傍らにいた。
ある時はSMAPKAT-TUN、山下くん、タッキー&翼、Hey!Say!JUMP、NYC、NYC BoysKis-My-Ft2Sexy Zone…彼らは私の隣に常に居続けていた。
若手俳優もあることをきっかけにすっかり離れ無趣味の時期が数ヵ月続いていた。
その間は自分の気力を繋ぐために仕事終わりの映画鑑賞を趣味(仮)として楽しんでいた。それはまた別の話。

そして忘れもしない2014年11月4日。
何か趣味が欲しくてCD屋を立ち寄っていった。
そこにあったのがSexy Zone Spring Tour Sexy SecondのDVDである。
Sexy Zoneはデビューした頃からマリウスくんが好きでずっと応援していた。あのキラキラとした同年代に王道アイドルな彼らが大好きだった。
割引もしてあったせいか自然と気づけば体がレジへ向かっていた。
帰宅しDVDを再生する。
目を釘付けにされるキラキラと光る人が一人いた。名前は分からなかったが数日後松島くんだと知る。
あの松島くんがと正直驚いた。
成長も見れるのだと松島くんを応援する日々がまた数日立った頃また気になる人ができた。
松島くんを見ているつもりが気づけば彼ばかりである。

菊池くん。
私は彼が大嫌いだった。
デビューした頃からSexy Zoneが好きだとは書いたが彼だけはどうしても好きになれずにいた。
私自身の簡単な理由ではあるが彼だけは目に入れないよう入れないようしていた。
あんなに大嫌いだったのに自担になるくらいに大好きになるなんて当時に私に話したら失神するだろう。
そんな彼を好きになり数ヵ月。また転機が訪れる。

少年倶楽部を見るのもすっかり板につき好きなジャニーズも何人かできた頃一際眩しいほどの笑顔を振り撒く黄色い何かが動いていた。
塚田くん貴方だった。
彼の笑顔は気分の落ちた私を照らし出すような光。ちょうどそういう時期だったかもしれない。
彼から少しずつ元気を貰いながら過ごしA.B.C-Zのコンサートがあるとの知らせを受けた。
片方受かったら行こうだなんて軽い考えで二口応募をした。
そわそわドキドキしながら毎日を過ごした。まさかの二口ともチケットとなって私の元へと戻ってきた。
私は驚きのあまりチケットを静かに抱き締めた。

そして私は初めてジャニーズのコンサートへと行くこととなる。
5月31日(日)
私はこの日の二公演へ向かった。
深夜バスで行き電車を乗り継ぎ代々木体育館へ着きまだ朝の8時ぐらいだっただろうか。一人で行ったので特にやることも無かった私は物販へと並んだ。
周りを見渡すと友達と来てる方、長年の付き合いだろうか楽しそうに話してるグループ、中高生親子から小さい子供と来てる親子、父親と来てる親子と親子で来てる人が多いと印象を受けた。
物販では無事塚田くんの団扇から色々買い込み日陰で涼み時間を潰すことにした。
一つだけ言えるのは一人で時間を潰すのはとても寂しい。
初めてのジャニーズのコンサートは私に馴染みのない空間で不思議だった。
胸に込み上げるものが多くあったがその中でも何個か上げたいと思う。

まず一つ。
オープニングからvanillaにかけて。
私はライブ会場でのライブへの参加は何度かしていた。やはり一番気持ち的に盛り上がるのはオープニングから一曲目にかけてだろう。
映像が流れカウント、シルエット、登場、一曲目という流れだったが涙が止まらなくなった。
A.B.C-Zについて失礼ながらほとんど知らない状態での参加となった。
映像を見、カウントをしワクワク感を高めた。
シルエットが映し出されて正直誰か分からなかったが出てきた瞬間戸塚くんのところがハートになっていてこれが噂のときめき担当かとなったのを鮮明に覚えている。
一曲目vanillaが始まった。
ある程度予習したつもりではいたが聞いたことが無い曲だった。こんなにもA.B.C-Zはかっこいいのかと感動を覚え、すっと彼らのステージへと入り込んだ。

二つ目。
五関くんソロ。
私は塚田くんが好きで参加したとは書いたが気になる人がいた。
戸塚くんと五関くんだ。
戸塚くんに関しても元から好きで五関くんは気になるといった状態だった。
五関くんソロが始まり息を飲んだ。一つ一つのパフォーマンスに目を奪われたのだ。
気づけば五関くんが支配する全ての空気感のすっかり虜となっていた。
あれほど一人の人をかっこいいと思ったことは人生無い。

三つ目。
塚田くん。
何を言おうが塚田くんをきっかけに来たわけである。正直言うと戸塚くん、五関くんに本格的に惚れないか心配をしていたがそんな心配は杞憂にしかすぎなかった。
振りまく笑顔、男らしい表情全て私の思っていた通りそれ以上の塚田くんはそこにいた。
何よりもマイクを通さず客席へ向かい大声でありがとうありがとうと叫んでいる彼に胸を打たれた。
私も静かに彼に感謝をした。

他にもメンバーそれぞれに思うことコンサートに思うことがたくさんあった。
気づけば塚田くんだけではなく彼らの虜となっていた。

ジャニーズ中心になってからいつの間にか半年以上が立っている。
菊池くん塚田くんそれぞれこれからも応援していきたい。

Twinkleのときのライトはとても綺麗でした
あの光景が忘れられない